本文へスキップ

鎌田神明宮 鎌倉時代から伝わる幼児虫封のご神徳

電話でのご予約・お問い合わせはTEL.0538-32-6308

〒438-0033 静岡県磐田市鎌田2262

鎌田御厨の総鎮守

社務備忘録 平成22年版

 平成22年 11月 20日


本日は「えびす講」です。


11月1日は「神様のお立ち」の日で、神様が出雲へお出かけされているとか。
当社では小宮六社の神様達がお出かけになると言われています。


                 



                                   おでかけする神様達。






で、この神様達がお留守の間に、留守を守る(遊んでいて置いて行かれたという説も
ありますが、、、)えびす様。

えびす様のお札の前に、生きた魚(鮒など)を用意し、釣りを楽しんでもらいます。


お供えとしては、「鯛」を用意することが多いですね。(^^♪


当社禰宜の地元では「父親と長男のみ、鯛を食べる」というしきたりがあるそうです。


女の子でも鯛を食べて良い、鎌田に生まれて良かった !(^^)!






また、先日、氏子の皆さんが注連縄を作ってくれました。

当社はお祭している神様が沢山おられるので、注連縄の数もいっぱい。

長さも最高40メートルのものを作ります。

なかなか大変なんです。

皆さん、寒い中ありがとうございました。




























 平成22年 10月 15日


明日は神明宮、前夜祭です。
いよいよですね〜。お宮は大忙しです。皆さん色々準備してくださり、ありがとうございます。







ここ10日間の備忘録を。




10月5日 三ケ野天神社


小宮様の御遷宮をおこないました。

9月3日にお伺いして御遷宮(仮宮)を行わせていただきました。(9月3日の記事を見てね)
その時に入っていた棟札です。




このとき、残念ながら御祭神名はわかりませんでした。

その後、今までの小宮様の左前の扉を新しいお宮に入れさせていただくこととし、さてどのように表記したものか、と考えて自治会長の石川さんと連絡を取りとりしておりまして。

なんと不思議なことに、石川さんが神明宮にお見えになったその時に、三ケ野のことを記した古い書物がみつかりました。これは、もう、まさに神様のお導き。!(^^)!

明治時代のものでしたが、ありがたいことに御祭神名が見てとれました。(達筆すぎてなんだかんだありましたが。)


そうして10月5日、御遷宮です。



今回入れた棟札。







皆さんと記念撮影。







参道も新しくなりました。





今回の御遷宮は、嬉しい偶然が重なり、とても幸せな気分になりました。

古くからご先祖様が守ってきたこの地と神社。後に託された私たちも大切にしていかなくてはと思います。










10月9日 中村 八面神社



こちらの神社はここ数年神社の新設計画を進めてきました。
今年、新しく手水舎の囲いを作りました。






総代さんに伺ったのですが、前の古いお宮の時は神事中に床が抜けて先代が落ちたり、
拝殿から空が見えてしまったりしていたそうです。

建て直してとても綺麗で素敵な神社になりました。

今は浅羽地区で太田側より東、袋井市となっていますが、太田側改修以前はもっと西にあった地区です。当時、地域ごと引っ越したのだそうで、今でも水神様もお祭しています。



これで、この度の新築造営は一段落とのこと。












同、10月9日 蛭池 貴船神社

9月12日に解体清祓いを行った貴船神社の鳥居。

檜造りの立派な鳥居ができました。



この度の大祭は残念ながら雨に降られましたが、ここは大きな道路に面した神社の為、
新しい鳥居がとてもよく目立ちます。

見ていると清々しい気分になります。
みなさんで、記念写真。















10月14日  神明宮 天照皇大神社 屋根の修理終了

神明宮拝殿の西側に位置します。
神社の本宗、天照大神をお祭しています。




昭和51年の御遷宮時に造営したものですが、屋根の痛みが激しかったためこの度
屋根に銅板を貼りました。
そのため、8月16日に中のご神体を仮殿にお移しし、修理終了後10月14日にもとのお宮にお納めいたしました。




修理前







修理後






伊勢神宮の内宮には天照大神。外宮には当社御祭神の豊受姫神。
この2つの神社、同じ神明造でも千木(屋根の両端で交差している木)の形が違うんです。
ここが一番のこだわりです。

地面と平行なのが天照皇大神社。地面と垂直なのが豊受姫神。当社も伊勢神宮と同じつくりをしています。じっくりご覧ください。




ちなみに。

この度総代さんが新しく賽銭箱を作ってくれたのですが。
この方、御遷宮時の大工さんの子供さんにあたります。
天照皇大神社も当時の大工さんが作ってくれていて、お宮と賽銭箱、親子2代の作品でございます。



赤い屋根の賽銭箱、新築造営。 親子2代の作品の図。



















平成22年 10月 4 日


10月に入りました。


鎌田神明宮、摂社のお祭が開始されました。
県下最大級の摂社数の当社。その中で秋祭りを行うのは20神社です。



はい、第三週までに、20社。多い日には一日6社。
宮司、がんばってまわります。
ダイエットにはもってこい(笑)。





本日のご紹介はこちら。
摂社のひとつ、東新屋の造立神社。

幟:のぼり、を新しくしました。
去年、風が吹いて、切れちゃったんですよね。。。

神社に伺った時、この幟旗が、誇らしく、ひらめいてみえました。




湯気が出ています♪ 
新品ほやほや。



素晴らしい秋晴れの空の下。

清々しい気分になりますね。
















 

平成22年 9月20 日


禰宜、鈴木博です。


9月11日(土)、袋井市富里の地区の下富里の代々講の皆さんが、閉講奉告祭のために参拝に来られました。



代々講とは、いつから始まったかは不明だそうですが、伊勢おかげ参りをするため、里の人々が少しづつお金を出し合い積み立てて、伊勢神宮に参詣していたそうです。



また、昔の資料を見るとお金の貸し借りのような証文書などが出てきたりしたそうなので、里の皆さんが助け合う相互扶助のような面もあったようです。



時代の流れのためか、受け継ぐのが段々難しく、この度講を解散することとなり、本当は伊勢神宮で行いたかったそうですが高齢の方々がおられるため近くに伊勢神宮に関係する神社がないかということで、鎌田神明宮が選ばれました。



大変光栄なことで恐縮いたしましたが、神事を行わせて頂きました。


当日は、閉講奉告祭を行い、また、皆さんのこれからの弥栄を祈り、豊栄の舞を奉納し、無事に神事を終えることができました。後日、講で使われていた掛軸などの道具をお焚き上げしました。



これからも富里の皆さんがご健康でいられますようにと祈りしながら、お別れしました。










9月12日(日)、磐田市蛭池に鎮座する貴船神社の鳥居の解体の清祓
行ってきました。



貴船神社の鳥居は大正7年に建立された石の鳥居で、、長年の風雪で、傷みが激しく、新しく建立するのが、氏子さん達の長年の夢でしたが、この度、鳥居を新しく立て替えるとの事で行ってきました。



今度の鳥居は木の鳥居にするようで、今年の祭りまでには、間に合わせるとの事、新しく出来る鳥居を楽しみに思いながら、今年の祭りは今まで以上に盛り上がるのではないかと、思います。
























 平成22年 9月 7日


禰宜、鈴木博です。



神道青年東海地区協議会 並びに 教化研修会が9月2,3日の2日間、三重県津市で
開催されました。
静岡県神道青年会の会員として出席してきました。



『神道青年東海地区協議会』とは、東海地区5県(愛知県、岐阜県、静岡県、長野県、
三重県)の神道青年会の交流と神道の発展、教化を目的とした会で、青年神職の会です。








第1日目は総会のち、『国防の現場は今』という題で、ジャーナリストの桜林美佐先生による
講演を拝聴しました。



戦後日本人(マスコミも含めて)は日本の歴史、過去を自虐的な見方、自虐史観に囚われ、
自衛兵器、自衛のための武力行使への意見が言えない、また、毛嫌いしている風潮があり
特に国防の最前線を担う自衛隊の冷遇、予算の削減、削減により冬の暖房代も四苦八苦している状態で、北海道の基地も例外ではないそうです。



また、予算削減のため、国防に係る会社、工場も倒産の危機に追いやられ、世界に誇る日本の技術が失われていく状況との事。



日本人は日本の歴史、過去を自虐史観から解き放ち、国防について活発に意見が言えるようにしていかなければならないと思いながら、先生の講演を聞く。











第2日目、津市市内の体育館に場所を移し、各県の青年神職の懇親を兼ねた、各県総当たり戦、上位2チームが決勝に進む、バレー大会が行われました。



主催した三重県チームは、われわれが体育館に着いたころにはお揃いのユニフォームを着て汗を流していました。三重県チームはこの日のために、週1で練習を重ねていたそうで
意気込みは凄いものでした。



我々、静岡県チームは善戦しましたが、あと一歩のところで敗れ、予選敗退となりましたが
チームのまとまりはどこの県にも負けなかったと思います。
決勝は三重県対岐阜県で2−0で三重県が優勝しました。
この2日間の研修で大学時代の先輩、同級生に会え、近況がわかり、また各県の同年代の浸食の方々と知り合えたことは大変、有意義なものとなりました。





                  ※写真の日付、ちょっこしおかしいですが、お気になさらず。



















 平成22年 9月 3日


先日に引き続き、三ケ野の今度は「天神社」に行ってまいりました。



今回は神社境内に祀られている小宮様が傷んできてしまったので、ということで
新しいお社に移っていただく「御遷宮」と、参道部分にコンクリートを流すとのことで
その工事安全祈願を行わせていただきました。








小宮様。



神社の裏手に祀られています。
昭和3年の棟札がありました。









明治39年に「一町村一神社」という勅令が出されました。

神社の数を減らし、残った神社に経費等を集中させることで神社の威厳を保たせたり、経営を楽にしたりしよう、また神社の氏子区域と行政区域を一致させることで町村唯一の神社として地域活動の中心にさせよう、とした考え方です。





これにより、昔は地域の中に沢山あった小さな神社が、一つの神社にまとめられることとなりました。





神明宮にも、神明宮摂社21社にも、すべてに小さなお社が祭られています。
今回の小宮様も、そのような中の一つではないかと察せられます。
(自治会長の石川さん!この勅令、明治39年でした。嘘ついてごめんなさい。m(_ _)m)










まず、本殿にて工事の安全と小宮様の御遷宮を祝詞にて報告いたします。



それから、外の小宮様に、「お社が古くなりましたので、皆で相談して新しいお社を建て直させていただくことになりました。よろしくお願いいたします。」という意味の祝詞を奏上いたしました。










今回の参加者です。
総代さん、自治会長さん。地区の方。施工は石川建設さんです。








こちらの参道も今回は新しくされます。












お宮は「新しくする(常若・とこわか)、綺麗にする(清浄・せいじょう)」というのを、大変喜ばしいものと考えます。

神様をお祀りする、というのは「火をくべる」ことに例えられ、氏子はその火を絶やさぬよう、大きな炎とするよう、薪を炊きます(尽力します)。

薪を炊けばたくほど、火の勢いは強くなる。強くなることで威厳が増し、人々はその力を分けていただく。
老朽化することは神様の生命力を衰えさせると考えられ、建物を新しくすることにより神の生命を蘇らせ、活性化すると考えられているのです。







このような、建て替えをするというのは、実際問題なかなか大変なことと思いますが、地区の皆さんが頑張ってくれました。


三ケ野地区に、ご利益がありますように。









三ケ野天神社、秋の祭典は8月10日(日)です。

その前に、新しい小宮様のお社が出来上がる予定です。

お祭の際にはぜひ、お参りくださいませ。























 平成22年 8月 29日


三ケ野の子ども会に「お祭りについて」の講演会に行ってまいりました。
あ、いや、そんな大それたモノではないんですが。




三ケ野では4年生から6年生が公会堂でお祭りの太鼓の練習をします。
そこにおじゃまして、お話をちょこっと。




秋祭りってなんで行うのでしょうか?
そもそも、「お祭り」って何なんでしょうか?
屋台(山車)はなんで曳くのか?
皆はなんで太鼓を練習するのでしょうか?
御厨という土地、三ケ野天神社の由来、御祭神の菅原道真公のこと。





子供さんが相手なので講演ってかえって難しい(>_<)。 ちょっとは心に残ってくれたかな?





皆が練習する、小太鼓。これは大太鼓や笛や鳴り物、掛け声とと混ざって合奏され
「祭囃子」と呼ばれます。




7月18日の備忘録にも書きましたが、お祭りの山車の曳きまわしって「山車を神様の拠り所
として、神様を乗せて村の中を回る。氏子達が祭囃子による『村人の合奏』をして地域を回ることで神様をおもてなしする」っていうのが元々の意味です。




古事記の中に出てくる「天の岩戸の伝説」、天照大神が弟神の悪さにおびえ驚いて、天の岩戸という扉の中に隠れて世の中が真っ暗になってしまった時、困った八百万の神が「お囃子」をすることで出てきてもらった、という話があります。
神様も「お囃子」が好きなんですね。
(#^.^#)
(ここら近辺のお囃子は賑やかですが、地方によっては厳粛なものもあります)





それと同時に「祭り」というのは地域のまとまりの担い手となってきました。
これは、日本の文化です。
お祭りの準備から、本番、片付けまで地域の人々が一体化して練習し、準備し、楽しみ、慈しみ、感謝する。そう、お年寄りから、子供まで。
他にこんな素敵な行事ないですよね。





三ケ野の子供に「お祭り好きな人!」って聞いたら、全員手を挙げました。
「お祭り」をすることで、子供達が地域の皆と皆が仲良く、豊かに過ごしていただけたらなあと思います。





               太鼓の練習、がんばれ!!

















 平成22年 7月 23日


梅雨が明けてから、毎日毎日暑いですね。

今日は、二十四節気のひとつ、大暑(たいしょ)です。
「暑気いたりつまりたるゆえんなればなり」 です。
この大暑の前は小暑でした。この小暑と大暑の1ヶ月間を「暑中」といいます。
「暑中見舞い」」はこの間に出します。





本日は、当社境内にあります磐田市立神明中学校の武道館の解体工事清祓い式を
行いました。




はい、私の母校でもあります。
(#^.^#)




今は武道館と呼ばれていますが、当時は「体育館」でした。
室内競技場って、ここだけだったんですよ。






あーんまり考えたくないですけれど。(-"-)
中学を卒業して以来なので、大分久しぶりに入りました。(何年ぶり??)

もう今は使われていないんですね。
でも、舞台も時計も暗幕も垂直飛びの板も昔のそのまんまでした。












解体作業は浜松西区の会社の
有限会社 ニシヤマ重機 さんが行います。


清祓いに入る前にまず「手水」。
身も心も清めます。












武道館の真ん中に神籬(ひもろぎ:臨時に神様をお迎えする依り代)を立て、
清祓い式を行います。












祓詞(はらえことば)奏上。

式に先立ちまして、清祓いを行います。清祓いの清祓いですね(*^_^*)












神様をお招きした後、祝詞を奏上します。

「この武道館は学生の夢と希望に満ち、心身を鍛え、皆の拠り所であった場所だけれども、この度取り壊すことになった。その工事が無事に済みますように」という内容の祝詞を奏上させていただきました。












工事に先立ち、四方を払います。











玉串奉典。

代表取締役の辻さんです。
普段は浜松の神社に行かれているそうで、神主さんの話で盛り上がりました。
(^^ゞ
事務員さんも当社の「虫封じ」の事を御存じでした。ありがとうございます。




辻さんが、心を込めてお参りなさっている姿です。
ぴしっと筋が入っています。

工事の安全を心より祈念いたします。












式が終わりまして、社長さんのお話です。
「皆の思い出が詰まっている大切な場所だから、感謝の気持ちを込めて解体してください」

とのこと。

この後、1人1人に声を掛けていらっしゃいました。








そうなんです、この場所には思い出がいっぱい。
昭和42年定礎だから、御歳43歳。今の還暦近くの人達の時代から使っていたんですよね。



私は若かりし頃、この場所で入学式も卒業式も迎えました。
中学生の時って楽しかったなー。

体育の時間や球技大会。体育祭のための新体操!の練習もしたな。体育の先生オリジナルの「リボン」を使って。
また当時は「蛙倒立大会」というものがあり、腕の力で体全部を支える我慢比べみたいな大会も行われていました。あれは、何だったんだ?
合唱コンクールでピアノを弾いたな。生徒会用の演説もした。表彰してもらったこともあった。嬉しかったな。

私の時には子供の数が物凄かったので、この体育館にキチキチでした。





神明中学は戦後学校が6・3・3制度になり、この地域に中学を造らなくてはならないとなった時、村の人達と私の曽祖父であった当時の宮司とで話し合って、この場に造ったのだそうです。


戦後で現教育委員会からも、神社庁側からも「神社の敷地に中学を造るというのはいかがなものか」との意見があったそうですが、お互いに「そんなことは、関係ない」という強い繋がりがあったと記録に残されています。(神戸郷御厨と鎌田 八木勝美著)


なので、今の70才代位の方に聞くと
「当時、授業というのは『木の根を掘る』ことだった。お宮を開墾したから。」
「自分たちで校庭を耕した。英語なんてなーんにもわからん。よく卒業できた。」
「自分は池を掘る係だった。同じく授業なんてほとんどなかった。大変だった。」
という話をしてくれます。


もうちょっと後になると、当社で飼っていた猿が逃げ出してばかりで、よく女の子を襲って大変だったなんて話も聞きます。


古き、良き、時代。



そういった、話を聞けて、そういった学び舎で過ごせたことは、私の財産だなあと思います。
社長さんの言葉にもありましたけれど、「感謝」ですね。


地域に根付いた、皆の心の思い出の体育館。
今までありがとうございました。






今日は、亡き父の誕生日でした。
父もこの中学の4回生です。校庭を耕し、猿に翻弄された時代の人です。

どうぞ、工事の安全を見守って下さい。


















 平成22年 7月 18日


神明宮、祇園祭です。



宵祭 17日(土)  19時

大祭 18日(日)  14時


17日に東海地方、梅雨が明けました。
本格的な夏ですね。
両日ともに、良い天気に恵まれました。




疫病、夏病、災いがありませんように。
秋の大祭が無事に迎えられますように。









幟旗もひらめきます。








さて、こちら。
今日は、面白いものを持ってきていただきました。




作者は「匿名希望」なのですが。

見て下さい!鎌田の
「まぼろしの屋台」のミニチュア版!! (*⌒∇⌒*)♪





まずですね。ちょっと説明から。
お祭りの時、なぜ屋台を引き回すのかというと、「屋台に神様をお乗せして、お囃子(おはやし)を演奏(=村人による合奏)しながら村を回っておもてなしする」という意味があるんです。
屋台を神様の依り代(よりしろ)と考えるんですね。





そして、この「まぼろしの屋台」とは。

元々、この屋台は大正四年、当社が60年に一度行っている「大遷宮」の時、横須賀町より譲り受けて、引き回しを行ったとのこと。
大元は、東京浅草からの屋台だそうです。





その後、分解されてお蔵入りとなっており、次第に知る人が少なくなったために
「まぼろしの屋台」と呼ばれるようになっていました。





そうした中、昭和51年の「大遷宮」の際、約60年ぶりに蔵出しされ、引き回しが行われたのです。
その後は、平成6年に老朽化に伴って引退するまで、毎年御厨地区の人々を楽しませてきたものなんですね。
現在は、倉庫の中でお休み中。





この屋台は造りの様式から宝暦年間(1750年代)に造られたもので、
県内最古の屋台
されています。





また、源氏車と言われる車輪(寄せ木造り)も釘などの金属が一切使われず、非常に価値のあるものだとのこと。(実際の引き回しには修理したものが使われましたが。)





この2輪車輪と、一本柱万度型(中心を貫く柱が後ろに倒れ、低い所を通る時に人形を倒せる)が特徴です。この山車が残っているのは、全国でもごくわずかです。





おぼろげなんですけど、幼稚園の頃、父がこの屋台を引いていたのを覚えています。
大祭の時には、本殿の周りをぐるっと回ったんですよね。お祭りのハイライトでした。








そしてですね、この屋台の復元バージョンを!

造ってくれたんです〜ヾ(●⌒∇⌒●)ノ♪





すごいんです、ちゃんと動くし、1本柱も倒れるようになっているし、よくぞここまでという力作。花屋台の花とか、提灯とか、細部に至るまで。w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!





屋台の上に飾る人形が、当社の「御守り」になっているところがまた一つポイントです。(笑)





拝殿内に飾らせていただきました。(*^_^*)  ありがとうございます。(*^_^*)


秋の大祭の時には、本物と一緒に外に飾ることができたらいいなあと思っています。
どうぞ、ごらんくださいませ。
(触りたい方は、社務所に一声かけて下さい)




















 平成22年 7月 11日


今日は長江の須賀神社と東貝塚の浮宮神社の祇園祭でした。


須賀神社は天照大神の弟君、須佐之男命(スサノオノミコト)を御祭神とする、
祇園信仰(行疫神を慰め和ませることで疫病を防ごうとする)の神社です。


この神社名は、須佐之男命が出雲の国須賀で「吾此地に来て、我が御心すがすがし(古事記)」と言ってそこに神社を作ったことに由来しています。



御厨地区では昨日御紹介した西貝塚(安久路、城崎)、長江、東貝塚のお宮が「須賀神社」と呼ばれています。
皆、地区が近いことから、昔々の人々がおそらく揃って須佐之男命をお祭りしたのでは、
と想像されます。



東貝お宮は、現在は「浮宮神社」ですが、もとは「須賀神社」でした。
昔、大水がでて村人達が心配して神社を見に行ったところ、何の害も無く神社が水に浮いていた、とのことで浮宮神社と呼ばれるようになったそうです。








で、その浮宮神社にて。
神事が終わりまして、山車が出るまでのひと時です。

ビンゴゲームに参加させていただきました。







司会者の方が、「子供優先です!」って言っていたんですけど。(^^ゞ



ごめんない、当たってしまいました。

そして、子供に交じってちゃっかり商品をゲット。
わーい。!(^^)!



また、楽しい宴会の場に混ぜていただき、ありがとうございました。






浮宮神社には湧水がでます。「湧水を守る会」という会がありまして、これを大切に守っています。境内には水神社もあり、マイナスイオンがいっぱい。清々しい気分になれますよ。

お近くに来られた方は、ぜひお立ち寄り下さい。











そして、本日の神明宮での御参拝者で。




1月24日の記事に載せさせていただいた、安産の祈願をされた御家族です。
4月19日に無事に男の子が生まれたそうです。
写真を見直して、お腹の中にいた子がこんなに元気に!
改めて、生命ってすごいなあって思います。

幸せを分けて頂いた気分です。
御来社、ありがとうございました。




















 平成22年 7月 10日平成22年 7月 10日


梅雨の合間の晴れの良き日に。
西貝、須賀神社の祇園際です。










須賀神社には、明治時代の一村一神社政策によって各地区の小宮様が統合されたため、
現在の安久路や城崎(元、西貝地区です)の神社も合祀しています。
神社の裏手に、良く手入れのされた小宮様がおられます。
今日はこちらの神社も一緒にお祭りいたします。






小宮様の説明書きです。
ガラスに入っているので写真に撮ると光っちゃいます。(−−〆)。
神社の裏手の立て看板に同じものが記載されています。







そしてこちらは、元気いっぱいの舞姫さん。
神殿に入る前にお参りです。

須賀神社の舞姫さんは1年間、毎週練習して、この日に備えます。
なので、物凄く上手。
舞の先生にもお褒めの言葉をいただいています。(*^_^*)





今日も、上手に舞えましたね。
なかなかこれだけ綺麗に舞える小学生はいないです。
6年生最後の夏、良く頑張りました。
これで最後なのが名残惜しいです。


落合 ひかり さん

越川 舞咲 さん

酒井 比奈子 さん

名倉 和 さん


お疲れさまでした。














   

 平成22年 6月 12日


夏越しの大祓の御案内

6月30日(水)午後2時 執行

・祓所にて儀式を行います。

夏越しの大祓 とは   

古くは国家行事として国中の罪、穢(けがれ)を祓い清め、災厄のない無事平穏を祈った儀式です。私達は、生活の中で知らず知らずのうちに罪を犯したり、穢を受け積まらせています。この罪、穢を夏越しの大祓で祓い清め災厄を消失し、夏を向かえるにあたり病気、怪我がなく、無事平穏に暮らせますように、と昔から行われてきた儀式です。

 


形代(かたしろ)のお祓い

夏越しの大祓に参加できない方々には拝殿前および社務所に形代を用意してあります。この同封の形代を持ち、頭から足まで体を撫で、息を吹きかけて袋に入れて下さい。御自身の罪、穢が形代に附着し取り除かれ、清浄な心身になります。

 




体を撫で息を吹き終わった形代は当神社に

6月30日の午前2時までに

お持ちください。式典の際に一緒に収めさせていただきます。

※男性は白、女性は赤を御利用下さい。

※車、バイクはハンドルなどを撫でて下さい。

 

御祓料500円よりお志し

                

『記入例』



詳しくは社務所まで ?32−6308

                             鎌田神明宮











 平成22年 5月 28日


四月の五日、桜咲く当社に「つつじ句会」の皆様が吟行を行いに御来社されました。

丁寧な御礼のお手紙とお写真、句を頂戴いたしましたので、ここで御紹介させて

いただきます。

このような素晴らしい会に当社をお選び下さってありがとうございます。










接待の禰宜おだやかに花の昼         笹瀬節子様


花の雨こぼして枝垂桜かな           笹瀬節子様


円墳も社も鎮め花の雨              笹瀬節子様


花万朶吟行と云う絆かな            虫生美代子様


ときめきて桜吹雪の中にをり          虫生美代子様


若き禰宜の接待優し花の雨           金原千代様


花屑をふむをためらふ神の社          金原千代様


神の社古墳の眠る春落葉             青田雅江様


春の昼うさぎをかくすうさぎ山          山岡れい子様


参道を抱く大樹や春落葉            山岡れい子様


立ち止まりまた歩き出す春落葉          中山展子様


春落葉千三百年の社かな             天野薫子様 






















当社の禰宜を大変褒めていただき、ありがとうございます。m(_ _)m

「春落葉」って素敵な表現ですね。

どの句も心に染みわたる、温かいものを感じました。

またの御来社をお待ち申し上げております。
















 平成22年 5月 5日


長野県の諏訪大社に行ってまいりました。

数え7年に一度の式年造営御柱大祭の真っ最中です。

諏訪大社は諏訪湖近辺の4つの神社(上社本宮、上社前宮、下社秋宮、下社春宮)の
総称で、特に下社の「木落とし」が有名ですね。(木の上に人がまたがって、坂を「落ちる」
もの。今年はミヤネ屋で生放送していました。)

私が行ったのは、ちょうど上社の御柱が立った翌日で、まだまだ熱気が残っていましたよ。





上社本宮の鳥居です。
この鳥居をくぐりぬけて、御柱は建てられました。







これが、建御柱されたばかりの、一番大きな、本宮一之御柱です。
頂上に、真新しい御幣が打ちつけられています。(ちょっと写真が見にくいですね)

奥山の大木、里にくだりて神となる。

神になったばかりの御柱を触ることができました(*^_^*)





御柱の裏側。
これ、わかりますか?
山出し、木落とし、川越し、里曳き、ときたこのもみの木はこんなにも擦れて
いるんですね。
これを、人力だけで引いてきたというのは、驚きです。













こちらは本宮二之御柱です。
1つの神社に4本の御柱、計16本の木が建つことになります。
ものすごい、パワーですね。




神明宮も60年に一度の式年遷宮まであと27年。
気持ちが引き締まる思いです。








そして、道中のお楽しみはこちら。

小淵沢の「井筒屋」のうなぎです。
浜松のうなぎとは、またひと味ちがいます。
ちょっと寄り道してまいりました。!(^ ^)!

公式ホムペ → http://www.itutuya.com/pc/












 平成22年4月 8日


神社に春が訪れました。
たくさんの桜をお楽しみください。


















 平成22年2月20日


神明宮の祈年祭が行われ、御厨、南御厨の19社の皆さんが集まりました。

神社内の梅の花が咲き始めています。
もう、春ですね。

 







 平成22年2月11日


御厨19社の中の西之島、塩竃神社で祈年祭および戦没者慰霊祭が行われました。

祈年祭は「きねんさい・としごいのまつり」といい、11月に行われる新嘗祭と対になるお祭りです。今年1年の五穀豊穣、商業、工業の発展を祈り、無事に秋を迎えることができますように、という祝詞を奏上します。







塩竈神社:安産の神様 として信心を集めています。






神社境内の「いぼの木」

神社の右裏手に二本の雌雄のクロガネモチの木があります。
この雄株(神社に近い側)の方が「いぼ神様」とされています。

イボの出来ているところをこの木に擦りつけて
「イボイボこの木に渡れ」と三度お願いすると数週間でイボが取れる、と
言われています。


民族文化として全国紙に紹介されたこともある木です。
ぜひ、お参りください。






 平成22年2月1日


二月一日 初午(午の日)です。

お稲荷様の御縁日です。
吉兆が高まるとも言われています。

稲荷社に参拝し、五穀豊穣、商売繁栄をお祈りしましょう。









また、只今

厄除け祈祷も受付中です。

もうすぐ節分、立春ですね。





 平成22年1月24日


今日は戌の日です。



安産祈願の御家族が御祈祷に来られました。

戌は外敵から人を守るシンボルとされています。
赤ちゃんを守ってもらうという意味で、
妊娠5か月の最初の戌の日に腹帯をつけるとよいとされています。



赤ちゃんは4月にお誕生予定だとか。
健やかな良い子が生まれますように、
心より御祈念申し上げます。





 

御神木札と安産のお守り。
ちょっと見づらいですが、「安産御守」と
したためてあります。
ピンク色の可愛いお守りです。
もちろん当社の名前入り。



安産祈願の方は、腹帯を一緒にお持ちくださいませ。
一緒に御祈祷させていただきます。



平成22年1月17日 どんど焼きを行いました。

門松や注連飾りによって出迎えた歳神様や、一年各家庭におまつりしたお札を、焼くことによって感謝の気持ちをこめて炎と共に見送ります。

またこの煙を体に浴びるとその年は健康であるといわれます。









平成22年1月13日
(禰宜 鈴木)


今日は敬神婦人会の初詣です。皆さんの親睦とお正月の甘酒づくりのねぎらいを兼ねて、1年に一回出かけます。
今回は総代含め計46名で、昨年ご遷宮を行ったばかりの熱田神宮に正式参拝に行きました。

まず、神明宮で初詣の無事を祈り、参拝。
バスに乗り熱田神宮に向かいます。本日は大寒波が来ています。途中から小雪が舞い、名古屋の天気が気になります。

熱田神宮へ到着。
心配していた雪も収まりました。皆さんの信心のおかげですね。

鳥居をくぐり、慎重な趣で玉砂利を踏みしめ、手水の後、本宮に向かいます。
神慮を抱きながら正式参拝を行いました。

 

正式参拝の後、神主さんに熱田神宮の案内をしていただきました。

本宮の大屋根葺替、神楽殿、授与所など改築され、真新しく、威厳がさらに増したように感じます。

会館にてお茶をご馳走になった後、熱田神宮の禰宜さんから熱田神宮の事、先ほど行われた遷宮で苦労された事など話を伺いました。

その後、神主さんの案内で宝物殿に行き熱田神宮の宝物を見学させていただきました。
貴重な経験をありがとうございました。


熱田神宮ホームページ
 http://www.atsutajingu.or.jp/


平成22年1月10日


下太の八王子神社、米とぎまつりです。

村人達が褌姿で米を担いで今之浦川へ参進し、船の上で米をとぎ、社殿前で練を行い全員で参拝します。
といだお米は神事に使われ、皆で食します。
元禄時代より続く、無病息災を願うお祭りです。

このお祭り、柄杓で体に水をかけながら参進するんです。
そのあと船の上とはいえ、吹きっさらしの川の中に入るので、とても、とても、寒いのですよ、、、。












平成22年1月5日

謹賀新年
新春大祈願受付中


平成22年、寅年となりました。
本年もよろしくお願いいたします。


今年の大みそかからお正月は寒かった!ですね。
めったに降らない雪が舞う、めずらしいお正月となりました。


元旦は、午前零時と共に太鼓を打ち鳴らします。
ぞくぞくと参拝者が列をなしました。



寒い中、総代会もがんばります。



このにこやかな家族の笑顔のモトは、、、



こちらの焼き芋。
当社は焚き火をするので、皆さんがお芋を持ってきてくれます。
出来上がった時に来社されている方にプレゼント。



3日には消防団の出初式がありました。



今年も地域の安全を守ってください。当社駐車場にて。













shop info.店舗情報

鎌田神明宮

〒438-0033
静岡県磐田市鎌田2262
TEL.0538-32-6308

e